子どもの枕と毛布の上手な選び方|すやすや眠れる
快眠のためにはマットレスだけでなく、枕や毛布にも配慮しましょう。
ただし、枕は絶対必要というわけではありません。
枕なしで熟睡できているのであれば、なくても構わないのです。
なお、安全のために1歳半ごろまでは、枕の使用は控えたほうが賢明です。
子どもの枕は、柔らかすぎると窒息などの危険がありますし、硬すぎると寝心地が悪くなります。
ふわふわのダウン枕や羽毛枕は避けてください。
枕選びのポイントは「薄め・平ら・硬め」です。
子ども用枕は一般の枕に比べてかなり小さいため、枕カバーも子ども用を使用します。
アレルギー体質の場合、低刺激性素材のものを選び、枕カバーも目の細かいものやアレルギー専用のものを利用します。
子どもがアレルギー体質かどうか不明でも、両親のどちらかがアレルギー体質の場合は用心してください。
乳児のころは安全のために毛布はなるべく使わず、上下一体のオーバーオール(カバーオール)タイプのパジャマがよく利用されます。
このタイプのパジャマは幼児になっても喜んで着てくれます。
保温性と着心地に問題がなければ、幼児でも大いに利用してください。
安心毛布の取り扱いについて
お気に入りの毛布やタオルケットがないと眠れないなど、いわゆる「安心毛布」になっている場合、衛生面で問題があるため、子どもに内緒でまったく同一のスペアを用意し、交互に使います。
家にお気に入りの毛布が2枚あることに絶対に気づかれないようにしてください。
2枚あると気づくと、2枚とも持って寝るようになります。
そうなると、今度は2枚のスペアが必要になってしまいます。
上手な毛布選びのポイント
・2、3種類の毛布を子どもに見せて、一番気に入ったものを選ばせる
・ベッドカバーのように大きな毛布やふわふわのダウンキルトは安全性の面で避ける
・いろいろな素材や重さの毛布で実験してみて、お気に入りのタイプを見つけてみる
パジャマの選び方
子どものパジャマは、清潔で快適なものが一番です。
パジャマの着心地も眠れない原因になるので注意が必要です。
暑い日は薄手のもの、寒い日は厚手のものと、こまめに調整しましょう。
安全性の面から見ると、引火しにくい難燃性の素材や体にぴったりフィットするコットン素材のパジャマが適しています。
ヒラヒラやダボダボのパジャマは、引火しやすいので避けてください。
子どもにとってパジャマは睡眠のイメージそのもの。
パジャマに着替えること自体が、睡眠のゴーサインで、気持ちの切り替えにつながります。
実際、パジャマ好きの子は多く、朝起きても黙っているとずっとパジャマのまま過ごしていることもよくあります。
実は、ここに重要なヒントがあるのです。
パジャマが睡眠のゴーサインということは、パジャマを脱ぐことが起床のスイッチになるのです。
これを応用して、朝起きたらすぐに着替える癖をつければ、目覚めもすっきりします。
明るさを利用したスイッチと組み合わせれば、効果もアップします。