眠気をコントロールできない人|体内時計が決め手です
人間の目覚め(覚醒)と睡眠のサイクルは、いくつかの脳の働きでコントロールされています。
まず挙げられるのが、起きている時間の長さです。
一定時間起きていると疲れてきます。
そのため、午後遅くなってから長い昼寝をすると、就寝時刻までにあまり疲れないため、夜眠れな
くなってしまうのです。
もう一つの働きは、明るさと暗さに対する反応です。
体が明るい光を受けると、刺激を受けて活性化します。
逆に暗くなると、脱力感や疲労感が生まれます。
朝、起きたら太陽の光を部屋に入れましょう。
明るい光を浴びると、体温、血圧、ホルモン分泌など、子どもの体内のさまざまな機能が調節されます。
ちょうどオーケストラの指揮者が登場したようなイメージです。
朝の日差しを受けると、目覚めを促す覚醒ホルモンが分泌されます。
ですから、朝になったら子ども部屋のカーテンを開けて、子どもの脳の「起動ボタン」を押してあげましょう。
蛍光灯の明るさでも効果はありますが、一番強力なのはやはり太陽光。
朝食や朝の授乳時は、窓から朝日がさんさんと注ぎ込む部屋が最適です。
あいにくそういう部屋がない場合や曇りの日には、明るい照明の下を選びましょう。
また、最近は朝日の陽光を再現した、眩しいというより明るい光を放つ目覚まし時計も発売されています。
そのような目覚ましアイテムで、すっきりとした朝を迎えることも良いのではないでしょうか?
明るさを利用して体内時計セット
●睡眠と明るさは無関係ではない。
●明るいと目覚めを促すホルモン、暗いと睡眠を促すホルモンの分泌が促進される。
●明るい光は起動ボタン、暗闇は活動停止ボタンの役割を果たしている。
明るさを上手に利用して、体内時計が狂わないように正しくセット
●照明がこうこうと灯ったリビングで、つけっぱなしになったテレビの光を浴びていては、せっかくの睡眠が台無し。
●「朝は明るく、眠るときは暗くする」が基本。
●朝は太陽光や照明をたっぷり浴びて、起動スイッチオン!
●一番明るい部屋で朝食を取れば、一日の始まりもスッキリさわやか。