体を動かして健康第一を心がけましょう


健康は安眠の基本
ですが、毎日の運動さえきちんとできていない子どもが意外に多いのです。

テレビやゲームに時間を取られ、座っていることが多く、体を動かす時間が極端に少なくなっています。

今や小学生だけでなく、幼児にもこの傾向が見られます。

幼児は1日の大半を活発に動き回っているように見えますが、実際には心臓・血管の健康や快眠につながるようなしっかりとした運動は、1日のうちわずか2%未満と言われています。

体を動かすことと健全な睡眠は深い関係にあります。

米スタンフォード大学が実施した睡眠に関する調査によれば、運動すると睡眠の質が高まることがわかりました。

眠りの基礎知識1で紹介したように、睡眠が始まると、ノンレム睡眠の段階1から段階4まで進み、レム睡眠へと至るセット(全部で90分程度)を一晩に数セット繰り返して朝を迎えます。

1セットのうち、ノンレム睡眠の段階3と段階4が特に深い眠りに相当します。

日中によく運動をすると、睡眠全体の中で、この深い眠りが占める割合が増えます。

ほかにも毎日の運動はさまざまなメリットがあります。

体に適度な疲れとリラックス状態をもたらし、よく眠れるからです。

夜、ぐっすり眠れると、翌朝、疲れが抜けない確率も減るのです。

その他、血圧を調整し、血行が改善される結果、心臓も健康になります。

安眠を阻害する不安や緊張、ストレスをなくす効果があり、睡眠障害や不眠症のリスクをなくします。

 

運動といっても特別なプログラムを組む必要はありません。

走ったり、飛んだり、跳ねたりと、毎日の遊びの時間にたっぷり体を動かすだけで良いので。

2歳以上の幼児は、毎日30分以上楽しみながら軽く体を動かします。

そして、週に3~4日は、30分~60分程度、たっぷり運動し、心肺機能の維持・向上に努めましょう。

ここに挙げた運動時間はあくまで目安です。

 

一番大切なのは、体を動かさない遊びよりも、体を伸び伸びと動かす遊びを選ぶことです。

日中の遊びの時間は、テレビの前で長時間じっとしていないで、外に出て大きな声を出したり、かけっこをしたりして、おおいに体を使ってください。

もちろん、三輪車や自転車、水泳、ダンス、スケートなども、すばらしい運動になります。

ただし、寝る前の運動は逆効果です。

運動するとアドレナリンが増え、目を覚ます効果があるからです。

就寝前の1、2時間は激しい運動は控えましょう。

 

 心地よい眠りの空間を演出します