居心地の良い子どもの睡眠環境|最適な場所とは
ベッドから手の届く範囲におもちゃなどがあると、気が散って睡眠の妨げになります。
特に、作りかけのレゴやパズルなどは気が散る元なので、ベッドから見えない場所に置きましょう。
また、ベッドは睡眠以外に使わせないこと。
昼間、トランポリン代わりに使っていませんか。
ふだんからベッドで遊んでいると、「ベッド=睡眠」という図式が成り立たなくなります。
ベッドは眠る場所、というイメージを植えつけるためにも、睡眠以外はベッドに近寄らせないことが大切です。
子どもはひとりきりになると恐怖感や不安感を抱きます。
そのため、安心できる環境づくりは熟睡の基本条件です。
また、部屋が散らかっていたり、殺風景だったりする部屋も落ち着きません。
整理整頓して、明るい壁紙などを活用し、楽しそうな雰囲気を心がけましょう。
こんな部屋では眠れない
ベッドのそばにテレビを置いたり、おもちゃが出しっぱなしになっていたりしませんか。
気が散ってしまい、ゆっくり眠れません。
子どもの寝室に置いてはいけないものワースト1はテレビです。
テレビは刺激が強く、睡眠の邪魔になるだけでなく、次のようにさまざまな弊害があります。
・不安を抱かせる番組は恐怖感や悪夢の原因。
・親の目の届かないところで不適切な番組を目にする。
・就寝前にテレビを見る癖がつき、テレビなしでは眠れなくなる。
・就寝前にテレビを見ている子は、夜更かししやすい。
・寝室にテレビがあると、視聴時間がどうしても多くなるため、肥満や精神不安定、ふさぎ込みなどにつながりやすい。
・読書など本来就寝前に最適な活動の時間が奪われる。
「安心毛布」は悪い癖ではありません
子どもがお気に入りの毛布やぬいぐるみ、タオルなどは総称して「安心毛布」とも呼ばれます。
安心毛布は親代わりの特別な意味を持ちます。
安心毛布のようなお気に入りグッズを持つことは決して悪いことではありません。
何種類かお気に入りと思われるものを用意して、日中は本人の近くに置き、昼寝や夜の睡眠のときは枕元に持っていきます。
そのうち、相性のいい安心毛布が見つかるはずです。
お気に入りグッズは、子どもが持ちやすいように小さめでやわらかく、ボタンなどの取れやすい部品がついていないものが理想的です。
気に入ったものが見つかったら、必ず2つ買い置きしておきましょう。
なくなったり、汚れたりしたときにすぐに交換できます。