テーブルに着くという習慣づけを
2歳は、おっぱいや牛乳から、固形物の食事へと切り替わる移行期です。
家庭では、まず2か月ほどは、おやつは補食として、おなかにしっかりたまるものを用意しましょう。
小さいおにぎりやふかしたおいも、トウモロコシなど、簡単に用意できるものがよいですね。
お菓子類は味が強烈だから、子どもは、それに引きずられてしまいますので、なるべくお菓子を出さないように工夫しましょう。
また、保育園でも家庭でも、「食事はテーブルで」ということも習慣づけるようにしましょう。
2歳児なら、手を添えたりしながら、明るく繰り返し伝えることで簡単に身につくはずです。
「食事は、こういうものだ」と、子どもが理解できれば、落ち着いて食事ができるようになります。
おやつは目に付かないところに
克夫くんは、おやつでおなかを満たしてしまって、ごはんが入らないという悪循環に陥っています。
1日3回、決まった時間にごはんを食べることは、乳幼児期に身につけたい大切な習慣です。
「ごはんのときは、ごはんを食べること」「お菓子では、子どもは育つことはできない」ということを理解する必要があります。
2歳児は、がまんもできるようになる年齢です。
おやつを欲しがっても、「今はごはんの時間だから、ごはんを食べようね。おやつは、おやつの時間に食べようね」と伝え、おやつを与えるのは控えます。
また、子どもの目に付かないところにおやつを置くなどの工夫も必要です。
克夫くんのような子どもは、肥満気味になることが多く、運動量も不足しがちです。
午前中にしっかり体を使ってあそぶようにしたいですね。
また、牛乳は力ロリーが高く腹持ちがよいので、ごはんを食べられないようなら、牛乳も控えるようにしましょう。