昼寝をさせるタイミング|エネルギー切れを狙うこと
昼寝は遅すぎると、夜にエネルギーを持て余し、就寝時刻になっても疲れを感じないため、結局、夜の睡眠に支障をきたします。
また、体がほんとうに休みたがっているタイミングに合わせて昼寝をしないと、ぐっすり眠れません。
昼寝が遅い子は、朝から夕方近くまで休みなしで活動することになるため、疲れが取れず、なかなか昼寝から目覚めません。
しかも、夜の就寝時には、夕方起きたばかりなので、元気を持て余して眠れないといった状況に陥りかねません。
遅い昼寝には、ほかにも問題があります。
親は昼寝だと思っていたのに、実はこどもの体にとっては夜の睡眠のタイミングだったというケースです。
昼寝が遅い子の場合、昼寝ではなく夜の睡眠として扱ってみてはいかがでしょうか。
少し早いかなと思っても、とにかく部屋を暗くして静かな環境を作ってあげましょう。
それでうまく寝ついてくれるかどうか試してみてください。
子どもにとって最適な睡眠環境
人間は、丁度お昼ごろに眠気が襲ってきます。
子どもどもの体は、午後のある時間帯になると自然に体力が消耗して、昼寝をするのに最適な状態になります。
スペインなどではシエスタという昼寝の習慣があるそうです。
この「エネルギー切れ」のタイミングを上手に利用すれば、昼寝を嫌がることもありません。
この魔法のタイミングは、こどもの体のリズムが作り出す自然の眠気ですから、無理なく眠れるうえ、夜の睡眠にも悪影響を与えません。
昼寝に最適な時間帯は、個人差がありますが、昼寝を2回する子の場合は午前半ばと昼下がり、1回の場合は昼下がりが一般的です。
また、以下の内容も注意深く観察して、子どもにとって最適な睡眠環境を作りましょう。
●子どもは、自分のしたいことをはっきりと言葉や態度に出さないことがあります。
●体が疲れていても、動きの鈍りやあくびが見られないこどももいます。
●場合によっては、まったく逆の状態になることさえあります。
●体が昼寝を必要とすると、突然、落ち着きがなくなる、ハイになる、気難しくなるといった態度を見せるこどももいます。
●先に投稿した、子どもの就寝時刻|疲れのサインがその時ですに挙げたような「子どもどもが発する疲れのサイン」も同じです。