子どもが睡眠を求める瞬間を見逃さないで

 活発な子は夜遅くまで絶好調に見えるかもしれません。

ところが、ふだん夜9時、10時ごろまで起きている子でも、実は何時間も前から体は就寝態勢に入っていて、いわば暴走状態で夜更かししていることがよくあります。

 

そんなときは、神経質になったり、興奮して「ハイ」になったりするのが普通です。

また、夕方近くに昼寝をしている子は、実際には夜の睡眠の準備がすでに整っているとも考えられます。

 

そうであれば、うまくご機嫌を取って起こしておいて、早めの睡眠に持ち込む手もあります。

体内時計には、睡眠の準備がOKになるタイミングがあります。

このタイミングに合った就寝時刻を見つけることが大切です。

 

ヒトはなぜ人生の3分のーも眠るのか?』の著者、ウィリアム・C・デメント博士は「赤ちゃんや幼児の場合、就寝のタイミングがわずか30分遅れただけでも、心身に悪い影響を及ぼすことがある」と指摘しています。

体が睡眠を求めているのに、それを無視して起きていると、むずかったり不機嫌になったりします。

また、寝つきが悪いうえ、眠っても熟睡できずにすぐに目が覚めることもあります。

 

これでは、ただでさえ睡眠の問題を抱えているのに、さらに悪化してしまいます。

 

就寝のタイミングが遅れるパターン

 

どの家庭でもよくあるのが、子どもの体内時計は「睡眠準備OK」になっているのに、ママやパパがそれに気づかず、子ども自身もわかっていないため、そのまま遊び続けてしまうケースです。

子どもの体は眠りたがっているのに起きているので、疲れて不機嫌になったり、眠気を通り越してハイになったり、そしてもっと疲れてしまい、さらに不機嫌に・・・という悪循環。

疲れすぎると眠れなくなるので、体内時計の睡眠準備ができたときに寝かせるのがベストです。