今日からわが子もぐっすり快眠|8つの秘訣を教えます
さっそく今日からこどもの「睡眠改革」に挑戦しましょう。
そのためには、まずぐっすり眠るための条件を整えてあげることが大切です。
悪い夢にうなされる子、部屋を暗くすると怖がる子、ひとりでは眠れない子、明け方に目覚めてしまう子、夜更かしの子等々・・・。
睡眠を巡る悩みは十人十色、眠りの「くせ」はさまざまです。
しかし、誰にでも当てはまる「睡眠の基本」があります。
今回は良い睡眠の基本、スヤスヤ眠る「8つの秘訣」を紹介します。
この「睡眠の基本」は2週間もあれば実践できます。
この「8つの秘訣」は、歩き始めから小学校入学前までの幼児が対象ですが、もつと大きなこどもやおとなにも効果があります。
「何だか眠れないな」と思ったら、先ずこの「8つの秘訣」を思い出してください。
スヤスヤ眠る「8つの秘訣」
1 規則正しい就寝・起床習慣
2 昼寝も規則正しく
3 体内時計をきちんとセット
4 寝る支度をパターン化
5 居心地の良い環境作り
6 眠るための食生活
7 心身ともにリラックス
8 適度な運動
規則正しい就寝と起床を習慣にしよう
人間の体には、生活のリズムをコントロールする「体内時計(生物時計)」が備わっています。
目覚めや眠気は、この体内時計と深い関係があります。
体内時計と日常生活にズレがなければ、昼寝や夜の就寝の時刻が近づくと自然に眠くなり、ぐっすり休んで朝にはすっきりと目覚めることができます。
逆に、就寝、起床、昼寝の時刻が体内時計に合っていなければ、よく眠れず、日中の機嫌が悪いなど、心と体の両面で問題が発生します。
人間の体内時計は24時間サイクルではなく25時間サイクルですから、そのままではズレてしまいます。
そこで、うまく世の中の動きに合うように体内時計を毎日リセットしてやる必要があります。
リセットの第一のポイントは、就寝と起床の時刻を決めてしまうことです。
就寝.起床の時刻が毎日まちまちでも柔軟に適応できる子どもは、まずいません。
やはり規則正しい就寝・起床こそ、子どもにいい効果が生まれるのです。
もちろん、いつも規則正しく、すやすやと眠れるレベルに到達すれば、就寝や起床の時刻が少々ズレたくらいで睡眠に支障が出ることもありません。
子どものリズムに合わせましょう
意外に忘れられがちなのですが、子どもの体内時計には子ども特有のリズムがあります。
親が決めたスケジュールを押しつけても、子どもの自然な生活リズムに合っていなければ逆効果。
本人はもちろん、家族全員にとってストレスになります。
大切なのは、子どもの体が求めている自然な生活リズムを見つけて、それにふさわしい睡眠スケジュールを組んであげることです。
そうすれば、無理なスケジュールが引き起こす問題もなくなり、規則正しい睡眠のメリットをたっぷり享受できるのです。
大部分の幼児は夜早い時間に自然に眠くなります。個人差はありますが、ほとんどの場合、午後6時30分から7時30分に就寝させるのが最も効果的です。
早寝は、子どもの血圧や心拍数、コルチゾル(いわゆるストレスホルモンの一種)分泌のコントロールに有効とされています。
夜更かしの子どもほど睡眠時遊行(夜中に歩き回ること)や早朝覚醒(早朝に目が覚めて眠れなくなること)になりやすいと言われています。
早寝の子どもは、長時間ぐっすり、そう考えると、パパも夜仕事から帰ってきてこどもと遊ぶのではなく、朝早起間を作ってみてはいかがでしょうか。